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マレーシア民話第6弾 「デワ・ムダ」

今回は、マヨンという伝統舞踊劇の物語「デワ・ムダ」のエピソードから、 「魔法の凧」のお話をお届けします。 デワ・ムダは、デワ・ムダ王国の王子の名前でもあります。 ある日王子は「為すべきことを為せ」という夢を見るところから始まります。 物語の中には、「今何が起こったの?」「どうしてこうなったの?」という場面が 散見され、人智を超えた力が物語の中で自然に息づいているのを感じます。 マヨン、マイン・プテリという伝統的な二つの文化が紹介されますが、 これらはいずれも、芸術やパフォーマンスという括りで容易に語ることのできない、 深く人々の魂の在り方、捉え方に結びついたものに思われます。 ディープ・マレーシアの片鱗をお楽しみください! ストーリーテラーは、現在広島大学の博士課程に在学中、マイムアーティストでもあるシャフィクです。

マヨンやマイン・プテリの伝統が色濃く残る、マレーシア北東部は、タイの南部とも国境を接しており、このお話も国を超えて語られてきました。イスラム教色も強くありながら、シャーマニックな文化も根強い、とても興味深い地域です。マレーシアの最も力のあるシャーマンは、この辺りの出身の人が多い、とも聞きます。興味のある方、ぜひコメントお待ちしています!